しかくかんけい!


ずっと隣であなたを見ていたのは私。

最初にあなたの魅力に気づいたのも私。


あなたを誰よりも知っているし、

誰よりも想っている。


あなただけを、一番に想っているのに。



「そら……」



私はここに、いるのに。


苦しくて、痛くて、悲しくて、辛い。

胸の奥がズキズキと、悲鳴を上げていた。



窓の縁に、もたれかかる。

ひんやり冷たい金属を感じた。


このまま、この想いも冷たくなって、

全部全部、凍結してしまえばいいのに。



そう強く願っても、

暑い熱い夏は、

そんなこと容易にさせてくれなかった。


あふれる涙はやはり熱くて、

今までそらを想ってきた気持ちの分だけ

流れているようで。



いつまでもいつまでも、

止まらなかった。



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