しかくかんけい!
それだけは嫌だから、私はあなたの隣では強くあれた。
私が弱さを見せてしまうと、だめだと思った。
でも私にできることは限られていて。
ただそばで、見守ることしかできない無力な私を。
好きだと、言ってくれた。
もちろん幼馴染としてって意味なのは、はっきりわかっている。
だから、こんなにも苦しくて、
ぎゅっと胸が締めつけられる思いなんだ。
手にしていた絵を眺める。
それでも。
そらはちゃんと私を受け入れてくれて、
大切に思ってくれているんだね。
なかなか胸の内を話さないあなたが、
私にだけ話してくれた夢。
壊れないように、
崩れないように、
大切に大切にあなたの絵に、
そっと触れた。