しかくかんけい!
「運命、かもね?」
そう言って不敵に笑うしょーくんは、
私に近づいて、
手を伸ばして、
距離を埋めて。
ゆっくり、慈しむように、
私のすべてを、包み込む。
なんて、残酷な、運命だ。
「どうして、こんなに、寂しいの……っ」
「俺も、寂しい」
今ここにいて欲しいひとは、いない。
今ここで慰めることができるのは、このひと。
お願い、あなた。
ここにいて、あなた。
私を慰めて、あなた。
「抱いて」
“あなた”を、求めた。