しかくかんけい!
それからというもの、しょーくんは私たちに何かと良く絡むようになった。
しょーくんは、
愛莉の“ちゃん付け”をやめた。
その反面、
私をからかうのはやめなかった。
愛莉がいないときは決まって、しょーくんの意地悪な本性が出てくることに気づいた。
その反面、
愛莉がいる前では“優しい王子様”だった。
だから私は、だんだん、不安になった。
『しょーくんがソロコン引き受けたの、愛莉ちゃんに近づくためでしょ』
リーダー女子が放ったあの言葉は、
私に頭を抱えさせるには充分すぎるくらい
大きなダメージだった。