SignⅡ〜銀の恋人と無限の愛を
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「……ゆう、 かげ……?」
どれくらい時間が経ったのか……
まだ夜が明けない真っ暗な部屋の中、目線の先の気配が動いたのに気が付いて、あたしは名前を呼んでみる……
「……起きていたのか」
ベッドにもたれるように床に座っていた佑影が遅れてあたしに返事をした。
「……目が、 覚めて……」
「まだ横になっていろ。 しばらくは陰鬱な状態が残るはずだ……」
「……あ、 たし……」
「嗅ぎ付けられたな」
「……え、」
「Blue dollの亡霊と残骸だ。 二人のうち一人は風の能力者だった。 長い間彷徨っていたそれがお前を探し出した」
「……っ、」
……やっぱり……
あれはBlue dollのコブの亡霊。
それと、おそらくは髪の毛が怨霊となったもの……
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「……ゆう、 かげ……?」
どれくらい時間が経ったのか……
まだ夜が明けない真っ暗な部屋の中、目線の先の気配が動いたのに気が付いて、あたしは名前を呼んでみる……
「……起きていたのか」
ベッドにもたれるように床に座っていた佑影が遅れてあたしに返事をした。
「……目が、 覚めて……」
「まだ横になっていろ。 しばらくは陰鬱な状態が残るはずだ……」
「……あ、 たし……」
「嗅ぎ付けられたな」
「……え、」
「Blue dollの亡霊と残骸だ。 二人のうち一人は風の能力者だった。 長い間彷徨っていたそれがお前を探し出した」
「……っ、」
……やっぱり……
あれはBlue dollのコブの亡霊。
それと、おそらくは髪の毛が怨霊となったもの……