SignⅡ〜銀の恋人と無限の愛を
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「おはよう」


挨拶しながら教室に入る。


「「「……っ……」」」


騒がしかった教室が一瞬シンと静まり返り、たくさんの視線がこちらに向く。

何故か男子生徒たちばかりがあたりの動きを目で追った。


「……?」


髪の毛が目立たないように、黒髪のストレートロングのウィッグを今日も忘れずつけているし、同じく目には黒のカラーコンタクト。

見た目はみんなと変わらないはずなのに……

なんでみんな見るのかな?

分からなくてあたしは首を傾ける。


「ハァ、」
「ふふっ」


めんどくさそうな佑影。
グリムはふわり、微笑んだ。

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