SignⅡ〜銀の恋人と無限の愛を
——そして、学校。
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——学校。
「ほら〜! 早く早く〜!」
グリムに連れられあたしは歩く。
「……グリム、 やっぱりあたしは……」
少しだけ楽しげなグリムとは反対にあたしの足取りはかなり重い。
こんなにも足も気分も重いのは、今日が学年合同実力テストの結果発表の日だからだ。
……はあ〜、
そもそもテストなんて受けてないし。
あの日、凌駕と別れた後、しるしに呼ばれ、あたしは学校を休んでいた。
という事は、1位は絶対あの生徒会長で、今日からまたあたしが面倒な事になるのは目に見えている……
「もしかしたらもしかするかもよ〜? だって私も佑影も、結構本気で頑張ったんだから!」
その言葉にうつむいていた頭が持ち上がる。
「……え?」
「だってほっとける訳ないでしょ〜? 美空があんなに困ってたのに」
「……グリム……」
「だからほら、早く行こ? 佑影なんて特に頑張ったんだよ? ちょ〜っと……いや、だいぶ能力使ったかもだけど……でもあいつ、本当に1位取ってるかも!」
「……へえ〜」
急に足が軽くなる。
もしかしたらという期待を胸に、結果が貼り出されている講堂前にたどり着く。
すでに妙な盛り上がりをみせる人だかりをかき分け、テストの結果を確認すると——
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——学校。
「ほら〜! 早く早く〜!」
グリムに連れられあたしは歩く。
「……グリム、 やっぱりあたしは……」
少しだけ楽しげなグリムとは反対にあたしの足取りはかなり重い。
こんなにも足も気分も重いのは、今日が学年合同実力テストの結果発表の日だからだ。
……はあ〜、
そもそもテストなんて受けてないし。
あの日、凌駕と別れた後、しるしに呼ばれ、あたしは学校を休んでいた。
という事は、1位は絶対あの生徒会長で、今日からまたあたしが面倒な事になるのは目に見えている……
「もしかしたらもしかするかもよ〜? だって私も佑影も、結構本気で頑張ったんだから!」
その言葉にうつむいていた頭が持ち上がる。
「……え?」
「だってほっとける訳ないでしょ〜? 美空があんなに困ってたのに」
「……グリム……」
「だからほら、早く行こ? 佑影なんて特に頑張ったんだよ? ちょ〜っと……いや、だいぶ能力使ったかもだけど……でもあいつ、本当に1位取ってるかも!」
「……へえ〜」
急に足が軽くなる。
もしかしたらという期待を胸に、結果が貼り出されている講堂前にたどり着く。
すでに妙な盛り上がりをみせる人だかりをかき分け、テストの結果を確認すると——