SignⅡ〜銀の恋人と無限の愛を
「……え? なに?」
「いえ、なにも……」
「それよりミクう〜? なにも大マジメに学校行く事ナイんだからな〜?」
「……うん?」
「学校なんてテキトーにしてろ! 行きてえ時に行きゃあいいし、帰りたくなったら帰っちまえ!」
「……え? いいの?」
「オウ! なんならずう〜っと行かなくたって……」
「黒木さんっ!」
そこへあたしのスマホに着信が入る。
「……あ、社長」
三日ぶりに夜の仕事が舞い込んだ。