SignⅡ〜銀の恋人と無限の愛を
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——カラン……
アンティーク調のクラシカルな雰囲気漂う喫茶店。
薄暗い店内の奥の座席に一樹と湧人は座っている。
「突然の訪問、お許し下さい。それと、申し訳ありませんでした、あれから何の音沙汰もなく……やっとお目にかかれましたね」
「…………」
「しかし驚きました。以前に見た、美空の中のあなたの記憶はもっと……当たり前ですがまだ幼く……この五年の間にずいぶん雰囲気が変わりましたね」
「…………」
湧人は何も答えない。
ただ目の前に置かれたコーヒーを瞬きもせずに見つめている。
その様子に一樹は少し戸惑うも、気にせず紅茶を口にする。
「……どうして……」
ささやくような声に再び視線を湧人に戻した。
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——カラン……
アンティーク調のクラシカルな雰囲気漂う喫茶店。
薄暗い店内の奥の座席に一樹と湧人は座っている。
「突然の訪問、お許し下さい。それと、申し訳ありませんでした、あれから何の音沙汰もなく……やっとお目にかかれましたね」
「…………」
「しかし驚きました。以前に見た、美空の中のあなたの記憶はもっと……当たり前ですがまだ幼く……この五年の間にずいぶん雰囲気が変わりましたね」
「…………」
湧人は何も答えない。
ただ目の前に置かれたコーヒーを瞬きもせずに見つめている。
その様子に一樹は少し戸惑うも、気にせず紅茶を口にする。
「……どうして……」
ささやくような声に再び視線を湧人に戻した。