SignⅡ〜銀の恋人と無限の愛を
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次に学校に来たのは三日後だった。
タマゴ探しの旅は予想以上に難航した。
だって、途中でESPが不安定になり、あたしは探査が出来なくなった。 ……かと思えばしるしに呼ばれて万引き犯を捕まえたり……
手こずりながらも、あたしはなんとか黒サギからカラスのタマゴを取り返したのだ。
「もう〜美空、ほんとに学校、適当にするなんて〜」
困り顔のグリム。
「仕方ないじゃないか。あたしだって、だいぶ面倒だったんだ」
「もう〜」
「それより、佑影は?」
「ああ、今日は遅れて来るって。また深夜に本部に呼び出されたの、それで寝不足だからって」
「なんだ、佑影だって適当にしてるじゃないか」
「それはっ、」
喋っていると見覚えのある顔がヒョコッと教室をのぞき込む。
「……あ! いた! 天使さん、今日こそ持ち物検査を——」
「……⁉︎」
——ポイッ!
あたしはまた、バッグを窓から投げ捨てた。
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次に学校に来たのは三日後だった。
タマゴ探しの旅は予想以上に難航した。
だって、途中でESPが不安定になり、あたしは探査が出来なくなった。 ……かと思えばしるしに呼ばれて万引き犯を捕まえたり……
手こずりながらも、あたしはなんとか黒サギからカラスのタマゴを取り返したのだ。
「もう〜美空、ほんとに学校、適当にするなんて〜」
困り顔のグリム。
「仕方ないじゃないか。あたしだって、だいぶ面倒だったんだ」
「もう〜」
「それより、佑影は?」
「ああ、今日は遅れて来るって。また深夜に本部に呼び出されたの、それで寝不足だからって」
「なんだ、佑影だって適当にしてるじゃないか」
「それはっ、」
喋っていると見覚えのある顔がヒョコッと教室をのぞき込む。
「……あ! いた! 天使さん、今日こそ持ち物検査を——」
「……⁉︎」
——ポイッ!
あたしはまた、バッグを窓から投げ捨てた。