SignⅡ〜銀の恋人と無限の愛を
それからはこの間と大体一緒だった。
風紀委員に説教され、庭師のおじさんに説教され、先生にもさんざん怒られた。
休み時間ごとにこの間の秘密研究の生徒たちに付きまとわれ……
「……はあ〜、」
やっとお昼の時間になり、あたしはグタっと机に伏せる。
「……美空、大丈夫?」
心配そうにグリムが声をかけてきた。
「……全然大丈夫じゃない。あたし、ちょっと、もう疲れた」
「……確かに、この間といい、最近運が悪いよね。まったく、こんな時こそ佑影がいてくれたら良かったのに」
「もういやだ。あたし、しばらく学校休む」
「そんなこと言わないで? ほら、私が作ったお弁当! 一緒に食べよう?」
「……うん……」
「もう〜、元気ないなぁ〜。 ……そうだ! じゃあコレ食べたらちょっと中庭に行ってみようよ!」
思いついたようにグリムがあたしに提案した。