プリン博士の憂鬱な日々
今田は入り口を探した。かなりデカい敷地を一周したが見つからなかった。
入り口がないのだ。
仕方なしに雇い主に電話をかけた。
「あの、今日からバイトにきた……」
『おう、待ってたぞ! どこでもいいから待ってろプル!』
電話は切れた。
待っていろと言われても入り口がわからないのだ。もし、給料が安ければこのまま帰ってしまっただろう。
とりあえず、この塀の見える前で突っ立っていた。
ゴーッと聞き慣れない音が聞こえた。
すると、敷地内から巨大なマジックハンドが飛び出てきたのだ。驚いていると、人間と同等の大きさの手が掴んできた。逃げるのが遅かった。大きな手にギュッと掴まれて、敷地内に入った。
「わああああ」
マジックハンドは高さ二メートルのところで今田を離した。地面に叩きつけられると思った。怪我は確実だ。恐怖で目を瞑った。
「ん?」
身体が沈む。落下した先はトランポリンがあったので無事だった。しかし、その反動でまた身体が宙に浮く。そこに窓からベロのように柔らかい物体が飛び出した。
入り口がないのだ。
仕方なしに雇い主に電話をかけた。
「あの、今日からバイトにきた……」
『おう、待ってたぞ! どこでもいいから待ってろプル!』
電話は切れた。
待っていろと言われても入り口がわからないのだ。もし、給料が安ければこのまま帰ってしまっただろう。
とりあえず、この塀の見える前で突っ立っていた。
ゴーッと聞き慣れない音が聞こえた。
すると、敷地内から巨大なマジックハンドが飛び出てきたのだ。驚いていると、人間と同等の大きさの手が掴んできた。逃げるのが遅かった。大きな手にギュッと掴まれて、敷地内に入った。
「わああああ」
マジックハンドは高さ二メートルのところで今田を離した。地面に叩きつけられると思った。怪我は確実だ。恐怖で目を瞑った。
「ん?」
身体が沈む。落下した先はトランポリンがあったので無事だった。しかし、その反動でまた身体が宙に浮く。そこに窓からベロのように柔らかい物体が飛び出した。