竜王陛下のもふもふお世話係~転生した平凡女子に溺愛フラグが立ちました~
リンダはなにを当然のことをと言いたげに、不思議そうにミレイナを見返した。
つまり、テラスは竜化した竜人達が飛び立ったり降り立つときに使用する場所なので、テーブルや椅子があるのは邪魔ということのようだ。
「アリスタ国では、テラスに物を置くの?」
逆に聞き返されて、ミレイナはうーんと視線を彷徨わせる。
アリスタ国の王宮には、行ったことはおろか、見たこともない。けれど、町で見かけるテラスには大抵テーブルと椅子が置かれているし、花が咲き乱れる季節になるとテラスでデートを楽しむのは一般的な男女のすごし方だった。
「うん、大抵置いてあるわ。お友達とお茶をしたり、家族で団らんしたり、恋人同士でデートしたり……」
「え、デート!?」
リンダはぱっとこちらを向き、表情を輝かせる。
つまり、テラスは竜化した竜人達が飛び立ったり降り立つときに使用する場所なので、テーブルや椅子があるのは邪魔ということのようだ。
「アリスタ国では、テラスに物を置くの?」
逆に聞き返されて、ミレイナはうーんと視線を彷徨わせる。
アリスタ国の王宮には、行ったことはおろか、見たこともない。けれど、町で見かけるテラスには大抵テーブルと椅子が置かれているし、花が咲き乱れる季節になるとテラスでデートを楽しむのは一般的な男女のすごし方だった。
「うん、大抵置いてあるわ。お友達とお茶をしたり、家族で団らんしたり、恋人同士でデートしたり……」
「え、デート!?」
リンダはぱっとこちらを向き、表情を輝かせる。