あなたを避けては通れない
先生 「頑張れー。ゆっくりでいいよー。」




私 「え、誰?みんなに声かけてない?」



優花 「それな。あんな先生いるんだ」



私は、この時は特に気にしてなかった。私の学校にも生徒のことを優しい目で見てる先生もいるんだ程度でしか思っていなかった。



優花 「ねえ!美蘭!今の先生の顔見た?!」




私 「え、見てない」





優花 「めちゃめちゃかっこいいよ!次見てみ!」






私 「えー。どうせ先生でしょ?」





そう。どうせ先生。先生はプライドの塊で自分のことしか考えてない。



でも、この私の考えが大きく変わるとは思わなかった。





二周目、私はその先生の顔を見た。




先生 「がんばれ!自分のペースで!」



相変わらずみんなに声かけをしていた。




その先生に近づいた時目があった。




先生は目が合った私に言った。




先生 「頑張れ!ゆっくりで大丈夫だよ!」





私はその瞬間一目惚れをした。









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