永遠の青空の下
第二話
はぁ...
(小テスト全くわかんなかった。やっぱ朝の勉強だけじゃ間に合わねぇよな)
ぼんやりとそんな事を考えながら、教室の窓の外を眺める。オレの気持ちとは裏腹に最近は晴れの日が続いている。
「おい、けいた、どうしたんだよー、元気ないなー。」
「あぁ、なんだ、たくまか」
中学の頃から仲の良いたくまは、そう言って俺の肩に手を置く。
こいつは部活の先輩に恋をしている。よく先輩の話ばっか、ずっと喋ってる。見た目の特徴を一言で表すと...小学生だな。
「おい、今『小学生』って言ったか?」
「いや、言ってない」
「そうか。それよりさ、聞いてよ。また廊下で先輩とすれ違ったんだ」
「また楓先輩の話かよwwwほんと好きだな」
「クールで背ぇ高くていいじゃねぇか」
「女よりも背が低いのは男として致命的だけどな」
「なっ、お前、オレに言ってはいけないことを」
「それよりも今それどころじゃねぇんだ、また後でな」
「そっか、さくらんち共働きで今月出張でいないからお前の母ちゃんが弁当作ってんだっけ」
「そ。だから届けに行かないと」
けいたはそういうとあしばやに教室を出ていった。
「さくら、ほれ。弁当」
「あっ!ありがとう!言ってくれれば受け取りに行ったのに」
「授業早めに終わったからな。届けにきた」
「ありがと。あっ、そうだ!今日たくまとうち来ない?お弁当のお礼に勉強教えてあげる」
「わかった。たくまに伝えとくよ。じゃ、また放課後な!」
「たくま、さくらが今日一緒に勉強しないかだって」
「マジで!?行く行く!!」
「じゃあ今日一緒に帰るか」
〜放課後〜
さくらの家に行き、一緒に勉強をすることになった3人は一緒に帰った。
「ちょっ、オレ着替えてから行くわ」
そういうと、けいたは自分の家に入っていった。
「おじゃましまーす」
「たくま、相談なんだけどさ...」
少し暗い顔をするさくら。
「ん?なに?けいたが好きだって話?」
たくまは少しからかうように言った。
「ち、違うよ!まぁ、違くはないんだけど...」
さくらはそう言うと、うつむいてしまった。
「悩んでるなら、聞くよ?」
「あのね、私、同じクラスの飯塚君に告白されたの」
「それで、好きな人がいるからって言ったんだけど、じゃあ彼氏ができるまでって言われて。断れなくて...」
「う〜ん。そっかぁー。それなら...」
と言いかけたとこでけいたが来た。
「おじゃましまーす。ごめん2人とも...
あれ?なんでそんな静かなの?」
「なんでもないよ。さっ、勉強始めよ?」
しばらくした頃、たくまの携帯に電話が来た。
「わりぃ、親からだわ。ちょっと話してくる」
そういうと、たくまは部屋から出ていった。
「なぁ、さくら、」
「ん?」
「どうして今日たくまも誘ったんだ?いつもだったらうち来て2人でやってたのに」
「けいたいきなりどうしたの?朝からなんか変だよ?」
「そんなことないだろ。で、なんで誘ったんだ?しかもお前の家でとか、いつも言わないのに」
「いろいろ聞きたいことがあったんだよ!
ほら!先輩とどうなったの?とかさ!」
その時、たくまが戻ってきた。
「ごめんね。親が帰り買い物して帰ってこいってwww」
けいたは不満げな顔をしていたが、さくらは話をやめた。
「大丈夫。じゃあ、勉強再開しよっか」
外が暗くなり始め、勉強会はおしまいになった。
「今日はありがとねー。最近授業全然わかんないから助かったwww」
「こちらこそ。いきなり誘ってごめんね」
そんななかけいたは2人の会話を静かに聞いていた。
はぁ...
(小テスト全くわかんなかった。やっぱ朝の勉強だけじゃ間に合わねぇよな)
ぼんやりとそんな事を考えながら、教室の窓の外を眺める。オレの気持ちとは裏腹に最近は晴れの日が続いている。
「おい、けいた、どうしたんだよー、元気ないなー。」
「あぁ、なんだ、たくまか」
中学の頃から仲の良いたくまは、そう言って俺の肩に手を置く。
こいつは部活の先輩に恋をしている。よく先輩の話ばっか、ずっと喋ってる。見た目の特徴を一言で表すと...小学生だな。
「おい、今『小学生』って言ったか?」
「いや、言ってない」
「そうか。それよりさ、聞いてよ。また廊下で先輩とすれ違ったんだ」
「また楓先輩の話かよwwwほんと好きだな」
「クールで背ぇ高くていいじゃねぇか」
「女よりも背が低いのは男として致命的だけどな」
「なっ、お前、オレに言ってはいけないことを」
「それよりも今それどころじゃねぇんだ、また後でな」
「そっか、さくらんち共働きで今月出張でいないからお前の母ちゃんが弁当作ってんだっけ」
「そ。だから届けに行かないと」
けいたはそういうとあしばやに教室を出ていった。
「さくら、ほれ。弁当」
「あっ!ありがとう!言ってくれれば受け取りに行ったのに」
「授業早めに終わったからな。届けにきた」
「ありがと。あっ、そうだ!今日たくまとうち来ない?お弁当のお礼に勉強教えてあげる」
「わかった。たくまに伝えとくよ。じゃ、また放課後な!」
「たくま、さくらが今日一緒に勉強しないかだって」
「マジで!?行く行く!!」
「じゃあ今日一緒に帰るか」
〜放課後〜
さくらの家に行き、一緒に勉強をすることになった3人は一緒に帰った。
「ちょっ、オレ着替えてから行くわ」
そういうと、けいたは自分の家に入っていった。
「おじゃましまーす」
「たくま、相談なんだけどさ...」
少し暗い顔をするさくら。
「ん?なに?けいたが好きだって話?」
たくまは少しからかうように言った。
「ち、違うよ!まぁ、違くはないんだけど...」
さくらはそう言うと、うつむいてしまった。
「悩んでるなら、聞くよ?」
「あのね、私、同じクラスの飯塚君に告白されたの」
「それで、好きな人がいるからって言ったんだけど、じゃあ彼氏ができるまでって言われて。断れなくて...」
「う〜ん。そっかぁー。それなら...」
と言いかけたとこでけいたが来た。
「おじゃましまーす。ごめん2人とも...
あれ?なんでそんな静かなの?」
「なんでもないよ。さっ、勉強始めよ?」
しばらくした頃、たくまの携帯に電話が来た。
「わりぃ、親からだわ。ちょっと話してくる」
そういうと、たくまは部屋から出ていった。
「なぁ、さくら、」
「ん?」
「どうして今日たくまも誘ったんだ?いつもだったらうち来て2人でやってたのに」
「けいたいきなりどうしたの?朝からなんか変だよ?」
「そんなことないだろ。で、なんで誘ったんだ?しかもお前の家でとか、いつも言わないのに」
「いろいろ聞きたいことがあったんだよ!
ほら!先輩とどうなったの?とかさ!」
その時、たくまが戻ってきた。
「ごめんね。親が帰り買い物して帰ってこいってwww」
けいたは不満げな顔をしていたが、さくらは話をやめた。
「大丈夫。じゃあ、勉強再開しよっか」
外が暗くなり始め、勉強会はおしまいになった。
「今日はありがとねー。最近授業全然わかんないから助かったwww」
「こちらこそ。いきなり誘ってごめんね」
そんななかけいたは2人の会話を静かに聞いていた。