永遠の青空の下
第三話
「ひろ、おはよ」
いつも通りゆなが家の前で塀に寄りかかって待っていた。
「おう、」
昨日のことが頭に残ってそっけない返事になってしまった。
「どうしたの?元気ないじゃん」
「ちょっと、な、」
昨日、ゆーきとななみとオレで勉強会をした。その時、明らかに2人の様子がおかしかった。
そして昨日一晩考えて出た結論は.....。
「ななみ、お前好きな人いるだろ。」
「いないって!何言ってんの?」
「嘘つくなよ。もういい。オレ先行くから」
「ひろ、ほんとに...」
やっぱりひろにちゃんと話したほうがいいのかな...
昼休み
朝、ななみと喧嘩してしまったひろは弁当を届けることができず、ななみも、受け取りに行けないでいた。
その時...
「あっ、ひろ!今日はオレがななみに弁当届けるわ」
「いきなりなんだよ。ゆーき。」
「いいから!頂戴」
「じゃ、行ってくる」
そしてひろはゆーきが廊下を歩いていくのをじっと眺めていた。
(やっぱりあいつら、付き合ってんのか?)
「ななみー。弁当ー。」
「あ、ゆーきか、ありがと。」
と言いながらななみは目配せをする。
「ななみってさぁ?...」
ゆーきは適当に話をしながらその視線の先を追った。
その先にいたのは、1人の男子生徒。
ゆーきはななみの耳元で小さな声で聞いた。
「あいつ?」
するとななみはコクリとうなずいた。
そんな様子をひろ廊下から見ていた。
(ゆーき、いま、教室で堂々とキスしたよな??くそっ!!っっ、、、でも、オレなんでこんなむしゃくしゃしてんだ?)
教室に帰ってきたゆーきはすぐにひろのところへ行った。
「ひろ、一緒にお昼食べよ。」
「お、ぉぅ」
さっきの光景を思い出し、元気のない返事になってしまった。
「あのさ、ひろ、相談があるんだけど、」
急に真剣な表情をするゆーきに驚きながらも
ななみの話か、と不機嫌になる。
「何?」
「オレ、告白するべきかな?先輩に」
その時、ひろの不安は一気になくなった。
「そうだよ!!」
(ゆーきは先輩が好きなんだ。ななみとはなんの関係もないはず。)嬉しくなってしまいつい、大声を出してしまった。
「ちょ、ひろ、声でかいよー。みんなに聞こえる!」
焦ったように言うゆーきに申し訳なく思いながらも、ひろは内心、とても喜んでいた。
「でも、やっぱり告白した方がいいよね。よし!ひろ、オレ決めたよ。楓先輩に告白する!」
「おう、頑張れよ!」
と言いながらお茶を飲み始めた時、
「ひろは?」
いきなりの質問にひろは驚き、むせてしまった
「ゴッホゴホ、、、」
「ひろ大丈夫??」
「しねぇーよ!っていうかいねぇーよ!いきなりすぎでびっくりしたじゃねぇか!」
「なーんだ。てっきりななみのことが好きなのかと思ってた。」
「な、なんでだよ」
「だってひろ、勉強会の時に遅れてきたでしょ?それで2人で話してた時に入ってきて、すっごい不機嫌そうだったから」
笑いながら言うヒロに、
「だって、なんかー、むしゃくしゃしちゃうんだよ。」
「それ嫉妬だよ。つまり、ひろはななみが好きってこと」
「そうなのかなぁ...」
ガラガラ
「おーい、座れー、授業始めるぞー、」
『つまり、ひろはななみが好きってこと』
この言葉が気になって、午後は集中できなかった。
「ひろ、おはよ」
いつも通りゆなが家の前で塀に寄りかかって待っていた。
「おう、」
昨日のことが頭に残ってそっけない返事になってしまった。
「どうしたの?元気ないじゃん」
「ちょっと、な、」
昨日、ゆーきとななみとオレで勉強会をした。その時、明らかに2人の様子がおかしかった。
そして昨日一晩考えて出た結論は.....。
「ななみ、お前好きな人いるだろ。」
「いないって!何言ってんの?」
「嘘つくなよ。もういい。オレ先行くから」
「ひろ、ほんとに...」
やっぱりひろにちゃんと話したほうがいいのかな...
昼休み
朝、ななみと喧嘩してしまったひろは弁当を届けることができず、ななみも、受け取りに行けないでいた。
その時...
「あっ、ひろ!今日はオレがななみに弁当届けるわ」
「いきなりなんだよ。ゆーき。」
「いいから!頂戴」
「じゃ、行ってくる」
そしてひろはゆーきが廊下を歩いていくのをじっと眺めていた。
(やっぱりあいつら、付き合ってんのか?)
「ななみー。弁当ー。」
「あ、ゆーきか、ありがと。」
と言いながらななみは目配せをする。
「ななみってさぁ?...」
ゆーきは適当に話をしながらその視線の先を追った。
その先にいたのは、1人の男子生徒。
ゆーきはななみの耳元で小さな声で聞いた。
「あいつ?」
するとななみはコクリとうなずいた。
そんな様子をひろ廊下から見ていた。
(ゆーき、いま、教室で堂々とキスしたよな??くそっ!!っっ、、、でも、オレなんでこんなむしゃくしゃしてんだ?)
教室に帰ってきたゆーきはすぐにひろのところへ行った。
「ひろ、一緒にお昼食べよ。」
「お、ぉぅ」
さっきの光景を思い出し、元気のない返事になってしまった。
「あのさ、ひろ、相談があるんだけど、」
急に真剣な表情をするゆーきに驚きながらも
ななみの話か、と不機嫌になる。
「何?」
「オレ、告白するべきかな?先輩に」
その時、ひろの不安は一気になくなった。
「そうだよ!!」
(ゆーきは先輩が好きなんだ。ななみとはなんの関係もないはず。)嬉しくなってしまいつい、大声を出してしまった。
「ちょ、ひろ、声でかいよー。みんなに聞こえる!」
焦ったように言うゆーきに申し訳なく思いながらも、ひろは内心、とても喜んでいた。
「でも、やっぱり告白した方がいいよね。よし!ひろ、オレ決めたよ。楓先輩に告白する!」
「おう、頑張れよ!」
と言いながらお茶を飲み始めた時、
「ひろは?」
いきなりの質問にひろは驚き、むせてしまった
「ゴッホゴホ、、、」
「ひろ大丈夫??」
「しねぇーよ!っていうかいねぇーよ!いきなりすぎでびっくりしたじゃねぇか!」
「なーんだ。てっきりななみのことが好きなのかと思ってた。」
「な、なんでだよ」
「だってひろ、勉強会の時に遅れてきたでしょ?それで2人で話してた時に入ってきて、すっごい不機嫌そうだったから」
笑いながら言うヒロに、
「だって、なんかー、むしゃくしゃしちゃうんだよ。」
「それ嫉妬だよ。つまり、ひろはななみが好きってこと」
「そうなのかなぁ...」
ガラガラ
「おーい、座れー、授業始めるぞー、」
『つまり、ひろはななみが好きってこと』
この言葉が気になって、午後は集中できなかった。