ゆめ恋。



ここのコンビニ初めて入ったけど、レジのお姉さんキレイすぎっ。
そして一樹のこと絶対見過ぎ!!
そしてそして、一樹の気づいてないフリ!!

なんなんだ、店員と客。


「ありがとうございましたー」


一樹はさっさとお金を払って、さっさと受け取ったから
私もさっさとお店を出よう、としたら

「あ、待った」

なぜか一樹にがっつり腕を掴まれた。


「今度はなに」

「あれ」


一樹が向こう側を指さすから、私も向こう側を見たら
うちの高校の制服を着た女の子2人がこちらに歩いてくるではないか。


「え、誰」

「隣のクラスのやつ。
ってか上城と仲いいと思ったけど」

「へー、そうなんだ」


・・・で、だからなんなんだっ


「…早く帰らないとアイス融けない?」

「でもあいつらに俺といるとこ見られたら、綾那が上城になんか言われるんじゃねーの?」

「・・・あーそういうことか」


それは確かにある。
女ってめんどくさいもんな。


「…でもこれ、ここに来たらどうすんの」

「…とりあえず奥逃げとくか」


一樹はそういって、また店の奥の方に向かったから
私も奥の方に行って、2人が通り過ぎるのを待った。


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