ゆめ恋。
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結局、2人きりになるのがちょっと俺は怖くて、今日の昼はめぐとまいも巻き込んで4人で食べた。
いつも学食行っちゃうのに教室残ってくれた2人にはまじで感謝しかないわ。
でも昼休みには綾那ちゃんも朝と違って元気で、普通にいろんな話をする俺にたくさん笑ってくれたし、たくさん話しかけてくれて
いつもよりもすっげぇ話せた。つっちーがいないから。
…やっぱ、つっちーいないのでかいわ。
めっちゃ話せる。
そして、放課後
「綾那ちゃん、行こうぜ!」
「あ、うん」
待ちに待った、2人で映画。2人で映画!!
もう俺の周りには陽気なオーラがまとってるに違いない。
「え、なに
2人で映画行くの?」
「おう、まぁなっ」
めぐとまいにも別れを告げ、俺と綾那ちゃんは一緒に教室を出て、靴を履いて映画館のあるショッピングモールへ向かうため、とりあえず駅方面へと歩いて行った。
「ね、慧」
「んー?」
「映画さ、やっぱり…明日にしてくれないかな」
「……え、なんで?」
「…ちょっと、一樹が心配で」
…は?また、つっちー…?
「さっき、電話したらまだ辛そうな声してたし、なにも食べてないみたいだし…」
「…でも、綾那ちゃんに移っちゃうかもしれないし、つっちーのとこ行くのはやめたほうがいいと思うよ、俺は」
「わかってる。…でも気になるの。
もしかしたら、風邪の原因は私かもしれないし…」