ゆめ恋。
次の日、起きたらもうお昼で
私は時間を見て驚いて飛び起きた。
「寝坊しちゃったー…」
「まぁ疲れてたのよ。
今日は起こさず寝かせておいてあげたけど、明日からは気をつけなさい?」
「はーい」
顔を洗い、着替えをすると
用意されていたのはもうお昼ご飯。
夏休みだからいいけど、なんかすっごい時間を無駄にした気分…
「今日は買い物に行くからね?」
「あ、うん!
…って、そういえばお隣さんに挨拶行く?」
「もう朝のうちに行ってきちゃったわよ。
昨日あの時間にいなかったってことは仕事かと思って」
「え、嘘!
ごめんね、起きなくて」
「まぁいいよ。
またチャンスはあるし、会ったらちゃんと挨拶するのよ?」
「はーい」
お父さんも、今日からいよいよ本社勤務ということで、当たり前だけど起きたらもういなかった。
本社かぁ…お父さんもなかなか忙しいんだろうなぁ…
「ほら、早く食べて支度しちゃいなさい?」
「うん!」
あ、そうだ。
里穂に送る窓からの写真も撮っておこっと。
昼間のうちに撮っとかないとまた暗くなっちゃう。
「…ごちそうさま!
支度してくる―!」