ゆめ恋。




─────翌日、


「いやそれ完璧好きっしょ」

「同感」


一樹は時間通り起こして、私は早めに学校にいって、めぐとまいも早く来るようにいっておいたから
一樹が来る前に、昨日の考えを2人に相談していた。


「好き、なのかなー……」

「まぁ一樹のこと好きな女はたくさんいるけど、一樹が話す女は綾那しかいないから、きっと嫉妬とかもできずに気づけずにいるんだろうけど」

「ってか前から私は2人は両思いだと思ってたけど」

「え!?い、いやいや
そもそも一樹好きな人いるんだからね?」

「あ、やっぱいるんだ。
ってかそれが綾那ってことっしょ?」

「ち、ちが……
だって何年も前から好きって言ってたし」

「……確かにそしたら綾那じゃないかも」

「いやでもごまかすために言った嘘だったりして」

「一樹は嘘つかないっしょ」

「あー、確かに」


だ、だから…結局私のことが好きなわけではないんだって……


「でもどっちにしろ、綾那は一樹のこと好きなんでしょ?」

「わ、わかんないよっ…!」

「でも好きな子いるって知って、ちょっとショックだったんじゃないの?
実際いいなって羨ましくなっちゃってんじゃ」

「……ま、まぁ…
なんか、一樹が急に遠くに行った気はした、かな…」

「綾那はね、一樹に近すぎてわからないんだよ。
客観的に見たらどうみても両思いだから」

「だから違うってば…!」


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