ゆめ恋。
着替えを済ませてリビングに行くと、テーブルにはもう冷やし中華が用意されていて、お母さんと2人で冷やし中華を完食した。
冷やし中華って大好きだから本当に嬉しいや。
「…あ、そうだ。
綾那、あとでお隣の土屋さんちに肉じゃが届けてくれない?」
「え!?なんで私!?」
「お母さん、これからちょっと用事があるのよー。
肉じゃがさっきできたところでまだ熱いと思うから、あと1時間くらいして冷めたら持ってってよ。
たっくさん作ったし、それに綾那はまだ土屋さんちに挨拶行ってないでしょう?
今朝、土屋さんちのお母さんに会って、綾那にも会いたいって言ってたから届けに行ってきてよ。
今日はお仕事休みだって言ってたから家にもいると思うし」
「……もうー…わかったよ」
「お願いね!」
土屋くんの、お母さんか…
まぁ、ちゃんと挨拶はしておくべき、だもんね…
土屋くんに会うわけでもないし、いっか。
緊張はするけど、やっぱり仲良くやっていきたいもん。
何事も最初が肝心だよね!