僕の心の中で君は生き続ける


〜風香S I D E〜

急がなきゃ次の授業に遅れちゃう。

「七瀬、走るの早いよ。待ってよ。」

「早くしないと遅れるよ。」

わかっているよ。
角を曲がった瞬間、人にぶつかった。

「わっ・・・ごめんなさい。」

顔を上げるとそこには綺麗な顔の男の人がいた。

こ、殺される。私は怖くて動けなかった。

最悪。私死んじゃうのかな。

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