僕の心の中で君は生き続ける
「風香、おはよう。今日も風強いね。スカートめくれたらどうするのよ。」
「七瀬、おはよう。今日も七瀬は可愛いね。」
「風香って天然。私のどこを見たらそうなるの。風香の方が学校でも人気だし、顔も性格も何倍も良いでしょ。」
「お世辞をありがとう。私なんかを褒めてくれるなんて、七瀬は本当に優しいね。」
そんな光景が毎朝繰り返される。
七瀬は自分の可愛さに気づいていない。
私なんかと仲良くしてくれるだけでも不思議なくらい美人さんで、私にとっては、自慢の親友。
なんで仲良くなったかというと、小学校の時、いつもひとりでいた私に七瀬は手を差し伸べてくれた。
いつも控えめな性格の私を変えてくれたのが七瀬。
だから私は七瀬が大好き。