僕の心の中で君は生き続ける


「おはよう。学校の王子様は今日も人気ですね。うらやましいな。」


「うるせぇよ。うざい。」


雄介は俺が嫌がっているのを知っていてからかってくるから余計にうざい。


「あれ、本城さんじゃない?今日も可愛いな。あれは天使だよな。」


そんな会話が聞こえてきて廊下を見ると、本城さんが歩いていた。


本城さんの姿を見るだけで、俺は心が暖かくなった。


なんだろう。この感情。


昨日も思ったけど、本城さんとは初めて話す感じがしないんだよな。


なんでだろう。


懐かしい感じがするんだよね。



そう考えているうちにホームルームが始まった。
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