狼くんとの放課後図書室
「すっごいニヤニヤニタニタしながら本みてる
からどんな本だよってちょっとみてた」
すっごい恥ずかしい事言ってるのに表情を変えない柳瀬くん。
いや、恥ずかしいことって思ってる私やばいのかな??
「なーー///」
うん。とりあえず真顔でそんな恥ずかしいこと言わないでほしい、
と、いうか私どんな顔してたんだろ!
ぷっ
急に吹き出す柳瀬くん。
え?今笑った?あの柳瀬くんが!?
「ごめん、鈴村やっぱ面白いね」
「え?」
自分でもわかる。顔が熱くなるこの感覚。
決して褒められてるわけではないんだけど。
なんだろう、この勝ち誇った感は…?
でもそれよりも柳瀬くんの笑顔がみれたことへの喜びが、、、。
「クラスでもそのくらい素直でいればいいのに」
「え?」
「そんな明るいテンションで24時間いる人なん
てこの世界いないよ」