狼くんとの放課後図書室
もしかして、私が無理して笑ってること、?
「嫌なことは嫌って言える自分ちゃんと持たな
いと」
なんか、私のこと知ったかぶりされるのむかつく。
「そんなこと言ったって、柳瀬くんだって周りと
あんまり関わろうとしてないじゃない!よっぽど周りに合わせれる私の方がまた大人だと思うけどな」
柳瀬くんはワイワイ系男子ではなく、女の子と話してるところなんて一回もみたことがない。
「うん。俺は大人じゃない」
鼻を高く上げて見下ろしてくる柳瀬くん。
何その言い方、私がまるで子供みたいじゃない!
スッ
私の制服のリボンが解けて少しはだける。
急いで手で押さえる。
柳瀬くんの手を見ると私のリボンを揺らしてい
て、
な、なんなの??