狼くんとの放課後図書室
図書委員って地味な仕事、だし?みんなやりたくないのかなあ。
パッとしない地味なわたしには丁度いいかもなあ。
最後までこれが残ったら図書委員にしようかな?
「はぁ、じゃあ適当に出席番号いうぞー」
呆れた様子で足立先生が発した声にクラスみんな静かに祈っている様子。
「じゃーあー、15番と37番!決まりだ!文句は受け付けんぞ」
あー奇跡ってこういう時に存在を匂わせるよね。
重要な時にはなんにも助けてくれないくせに、どーでもいいところで、
「んーっと?柳瀬と鈴村だな?よしっ図書委員は5組限定だからな。残念ながら日替わりとかじゃあない。まあ、頑張れよ!」
え?それって毎日ってこと?嘘でしょ???