狼くんとの放課後図書室
「わぁー!ありがとう!」
炭酸ブドウジュースって、(笑)
オレンジのがまだ黄道じゃない?
まあ美味しそうだからいいんだけどね!
チューっゴクン。
「ん!思ったより美味しい!」
保育園くらい以来ぶどうジュースなんて飲んでなかったけど、意外とありかも!
「ほんと?そりゃあよかったよ」
それから数十分が経つ。
あーなんかすごく楽しい!
今日来てよかったな〜たのしー!
「じゃ!俺そろそろ行くから!」
フワフワとした空間の中に誰かの声が聞こえる。
「ちょっと⁉︎お持ち帰りってそういうことの⁉︎」
ん?美咲ちゃんの声?
「飲んだこの子が悪いでしょ?(笑)」
「の、飲んだってまさかあんたっ!」
私の腕が引っ張られる。
頭が、プワプワーするぅー
私今からどこ行くんだろう。
まあいっか、すごい楽しいし。
「おい」
「高野先輩、どうしたんですか?」
途中まで起こされていた体がまたソファーに戻る。