狼くんとの放課後図書室




て、いうかそれより!






「お酒⁉︎だからわたしあんなにフワフワしてたのか」






静かな公園にわたしと先輩。




 

こんなの他の女の子に見られたら殺されちゃうよ。






「送ってくよ」





そんな空気を破ってくれた先輩。





「そんなの悪いです!遠慮します!」






「こんな暗いのに1人で帰れるの?(笑)」






少し意地悪に聞いてくる先輩。






「えっとー…。じゃあ、お願いします。」






「はい(笑)」


 


暗い夜道を高野先輩と並んで歩く。






街灯がすこし神秘的だなーっ






「雫良ちゃんはっ」






「っはい!」






びっくりしすぎて変な声出ちゃった!





「反応がいいね(笑)」


 



笑いながら先輩が言う。





「す、すみません!」






あー恥ずかしい。こんな事になるならもっと男の人に慣れとくべきだったなあ。






「雫良ちゃんは、彼氏いるの?」






「わ、わ、私ですか!?そんないるわけないじゃないですか!今先輩と2人でいることも本当に他の女子に申し訳ないです」



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