狼くんとの放課後図書室



なっ!私今何言ってた!?






テンパリすぎて勝手に口が!





「え?」




立ち止まって少し驚いた顔をする高野先輩。






「あ、いやあの!」






「俺も彼女いないよ」






「いないんですか⁉︎いやでも、先輩の場合は作らないだけじゃ、?(笑)」






作ろうと思えばいくらでも…(笑)





サッ





「せ、先輩!?//」






私の長い前髪が上に上げられておでこが出る。






「うん。雫良ちゃん。こっちの方が絶対可愛いよ」







「えぇ?先輩?あのう…」






恥ずかしい。絶対顔赤いじゃん!






「次学校来るとき前髪あげてきてよ」






「わ、わかりました」






勢いで了承しちゃったしっ⁉︎





ゆっくりと先輩の手が離れていく。






「お家どこらへんなの?」






「もうすぐそこなので!ここまでで大丈夫です!」





 
「そっか、じゃあまた月曜日!」






暗闇に消えていく先輩。



< 46 / 90 >

この作品をシェア

pagetop