狼くんとの放課後図書室
おでこが……あついよ。
夏が近づいてるせいかな?
私は寝る前に前髪を上げる練習とかしちゃっ(笑)
迎えた月曜日。涼しいおでこ。
学校に着くと、なんかすごく視線をたくさん感じた。
あーあ、こんな地味な私が前髪なんかあげてるからだよね、あはは。
クラスに着くと、ゆりたちが勢いよく寄ってきた!
でも、内容は私が思ってたのとちょっと違うかったんだ…
「しずりん!高野先輩と付き合ってるってほんとなの⁉︎」
「学年中いや、学校中、いやこの日本中の美女、誰が告白しても断ってきたあの生徒会長と付き合ってるってまじ⁉︎」
大きいよ声!って言いたかったんだけど、なんか周りも驚いていないってことは、?
この土日に広まってるってことかなあ…⁉︎
「確かにあの夜お持ち帰りされてたけどさ!」
「お、お持ち帰りって大袈裟な‼︎送ってもらっただけだよ!」
これは本当のこと。