狼くんとの放課後図書室
あれ?私たちって付き合ってるのかな?
とか、ありえないことを自問自答をする。
色んな人に聞かれたけど答えを曖昧に返して、1日は終わった。
そした私はまた図書室へ向かう。
【ガラガラ】
中を見ると高い台から柳瀬くんがみえた。
今日は柳瀬くんの方が先だったか。
そっと柳瀬くんの後ろを通ってパイプ椅子に座る。
そのパイプ椅子の音でさえ、この広い図書室じゃあ響いて響いて仕方ない。
いつもと同じように、柳瀬くんは本を読んでいる。
柳瀬くんも教室いたし、絶対聞こえてるはずー、だよね?わたしに聞かないのかなー?
私に興味なんてないか、あはは。
前髪せっかくあげたんだしさ?
可愛いとか一言ぐらい言って欲しかったなー。
ってこの人が言うわけないか、(笑)
わたしの心の会話は人一倍…いや何倍も多いわけでほんとに1人で疲れてしまう(汗)
「なんか、今日暑いね。あはは」
ゆっくりと目だけを私に動かす。
そしてまた本に戻す。
え?ちょっと無視?