狼くんとの放課後図書室
最後の放課後図書室
今日も楽しくゆりたちと沢山お話しをした!
そして放課後。
【ガラガラガラガラ】
ドアの方をみるとそこには洋平くんと太陽くんがいた。
「5組のホームルーム長ーっ」
目が死んでいる洋平くん。
「雫良ちゃーんっ!今日も可愛いね!」
ドアから強い目線を送ってくれる太陽くん。
「あ、ありがとう!」
きっと色んな子に言っているであろう言葉を私は受け取る。
「じゃ!いこっか!」
あ⁉︎そうじゃん!今日ボーリング行くんだっ!
「あのぅー、非常に申し上げにくいっ」
バッ
太陽くんにがっしりと手をつかまれる。いや、手を繋いだだけか。
「よし!絶対勝つからー!行こうか雫良ちゃん!」
なんでキラキラした笑顔…。
この人、慣れてる。
でもっ言わなきゃ!
"「っあの‼︎わたし行かないからっ‼︎」"
教室がざわつく。
そうだよね、私がこんな大声で叫ぶなんてないもんね、