狼くんとの放課後図書室



変な誤解をもたれないように必死で否定する。






「まあ、まとめるとしずりんは別に誘われたことが嫌だったわけじゃないってこと」






美咲ちゃんが説明をしていく。






「うんうん」






「断った理由は詩優が好きだからと?え?付き合ってるの?」






「そーです(笑)」






「し、詩優に彼女……(笑)」






信じられないという表情を浮かべる奏ちゃん。







「まあ、なんにしろよかったわー」 






「とりあえず、太陽と洋平には家の用事があったらしいって伝えとくよ!」






「ほんとにありがとー‼︎」



 

そしてお昼の時間。





【ガラガラガラガラ】





「おー太陽じゃん」





奏ちゃんが返事をする。






「雫良ちゃん‼︎ごめん!家の用事があったんだね!無理矢理誘ってごめんね?」





手を合わせて頭を下げてくれる太陽くん。




そーだ、そーゆーことになってるのか。


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