❀🍞Pan・Rouge🍞 Ⅰ❀

彼女は智也にお礼を言うと、『―――良かったな・・・』と笑い、彼女の頭をなでなでした。あの時の、気持ちは忘れていない。此処に来た時の、智也の手早さは―――手に物を言う。菜緒は智也の事が、次第に、大好きになって良き、二人は結婚する事になった。何度も、何度も、十回くらい、御見合いをしており、彼女は次第に、智也を好きになり、一緒にいたい―――そう言った。
彼はプロポーズをすると、菜緒は涙を流して、泣きながら、プロポーズをオッケイした―――。プロポーズの言葉は―――俺と、結婚して欲しい。御前の事―――大事にするから、だから―――。
彼女は吃驚すると、菜緒は彼の頬に手を添えると、ゆっくりと口づけた。甘い、甘い、時間になった。その時、二人は両親に見られていると知らず、両親と姉の茉莉は、ニヤッと笑っていた。これな、ラブシーンも期待できる。彼女はいつものように、一緒に入る事にし、泊っていく事にした。酒を飲んでしまい、此処迄、十分歩いていく事になり、彼女は荷物を必死に転がした。今、彼女は道を歩いていると、『―――貴方は・・・楽しかった？私は・・・楽しかったし、嬉しかった。』と言った。菜緒は―――智也は、明日を挟んで、またベーカリーの仕事をする事になった―――。
ベーカリーの仕事はとても楽しく、パティスリーも楽しんで出来る事もある。とても楽しい筈だ。
彼女は―――菜緒はパン作りも出来るし、ケーキをも作れるし、一番の、世界一番の、店であり、とても美味しいベーカリーとパティスリーでもあった。カナダでは、シナモンの大きいサイスの、カップケーキを売っている。ライオンの形をしたパンを作り、イチゴのスポンジケーキを作り、其の回りに、イチゴのクリームを塗りたぐり、イチゴを乗せていた。更に、シフォンケーキケーキにをも作り、彼女は『―――貴方・・・凄いわね・・・』と褒めちぎる。此処のお菓子屋さんに、ピッタリだと思った。