❀🍞Pan・Rouge🍞 Ⅰ❀
―――
―――今、彼女達は・・・色々な、商品を考えており、パンを作っていた。パンは色々な、形のものが多く、とても美味しそうに出来上がった。御見合いして、結婚してから、一緒にパン屋で働く事になり、スパイスの入った、パンを作ってみる事にした。ビュッシュ・ド・ノエルも、売り上げが良かった。去年のクリスマスの時、三つ売れた。ビュッシュ・ド・ノエルは、クリスマスに作り、新年はお休みしてから、四日から、御店で働く事になり、ケーキも作る事になった―――。イチゴのクリームをスポンジケーキに塗り、チョコレートのハート形の、飾りと人形を作ってみた。
ミルクと華子は看板娘のようで、毎日、此処の店に連れてきており、お客様も可愛がってくれる。豆しばの華子は、鎖を付けられていないのに、その場から、動く事がなかった。ミルクも大人しくしており、『―――躾が良い・・・看板娘達ね・・・』と、お客様の数人が笑っていた―――。
仕事をしている最中、この子達に、色々と、見張って貰おう―――そう思っていた。その結果、御店の雰囲気も良くなり、可愛い看板娘になった。
『―――貴方達の・・・パン屋は・・・とても良く、本当に美味しいわ・・・ありがとう―――。私達も・・・貴方達のパンーーーまた買いに来るわね・・・』
お客様の一人が褒めてくれた。菜緒と智也はずっと好きで、パン屋を営んでいて良かった―――そう思った。ミルクも大人しく、だけど、お腹が空いている時は、ピクピク、と体が動き出す事が、多い。
―――ありがとう・・・
ミルクーーー
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