❀🍞Pan・Rouge🍞 Ⅰ❀

―――あれから、二人はお風呂から出ると、約束通り、子作りをする事になった。バスローブを身に纏い、彼女は其の下は真っ裸であり、ベットに横になった。彼はドキドキしており、彼女はニヤッとしている。智也は『―――良いのか？』と、真面目に問い質した。菜緒も真面目にみやると、『―――あら・・・子供、欲しくないの？』と問い質す。真面目な表情に、智也は―――キスをした。ゆっくり愛情のあるキスで、二人は挨拶すると、ツインベッドで、愛し合った―――。彼女は恥ずかしげもなく、腕を智也の背に回し、二人は真っ裸になった。2人は子供が授かる事を願い、布団を掛けながら、愛し合い、彼女は今、その痛みに、泣いていた。彼女は処女であり、誰とも交尾をしていないのは、本当の事だと分かり、智也は安心してしまった。
『―――行くぞ・・・』
等々、夫婦関係らしく、智也は合図をすると、菜緒は笑って、『―――大丈夫・・・』と言った。
二人は避妊をすることなく、漸く、夫婦になれると、嬉しそうにキスをした。菜緒はずっと智也と一緒にいたくて、喧嘩をしてしまった時があるが、それでも、一緒にいたかった―――。
『―――智也・・・愛してるよ・・・』
『―――俺も・・・愛しているよ・・・』
智也と菜緒は抱き合うと、二人は幸せそうに笑うと、智也は余裕のない、顔を浮かべてしまった。
だけど、彼女は『―――貴方・・・余裕なかったの？私の・・・・返事に答えていたのに―――。良いよ、貴方は―――私の夫だから―――。』
―――ありがとう・・・
愛してるよ―――。