❀🍞Pan・Rouge🍞 Ⅰ❀
―――
―――あれから、一か月程経ち、この日も、夫婦円満でもあった。夫婦円満とは、夫婦が仲いい事で、二人は一緒に久しぶりに、子供達を父母達に預けると、2人きりの時間を過ごす事にした。彼女達はシュークリームを作ったり、パウンドケーキを作ったり、スポンジケーキを朝早くから作った。パウンドケーキはとても美味しく、スポンジケーキもチョコとイチゴのクリームを使った。周りにチョコを塗りたぐり、上には、ピンク色のクリームを乗せると、とても美味しい、イチゴチョコケーキが出来、それらを作った。チョコレートは誰もが好きで、ショコラもロシェを作った。
ショコラ達は一口サイズであり、食べやすいお菓子でもある。パン作りも中々のもんだ―――。パンにチョコを入れ、エクレアなんかも作ってみると、良いんじゃないか―――菜緒はそう思った。
『―――こんなに・・・作って・・・貴方―――そんなに、私の事が・・・好きなの?―――。』
―――吃驚するじゃない・・・
智也ははっきりと頷くと、『―――良かった・・・気に入ったのか?』と嬉しそうに笑った。ロシェはとても美味しく、ボンボンショコラも作っている時もあり、パン屋でもショコラは人気だ。
『―――貴方達・・・本当に・・・仲が良いのね・・・私達も・・・見習いたいわ・・・』
『―――あら・・・些細な喧嘩なら、この間、したけど、私が賢いから、直ぐに収まったのよ。』
其の言葉に、家族達は目を丸くすると、大爆笑した。家族にあげるチョコを作っており、パンも美味しく作っていた。
―――うん・・・
美味しい―――
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