❀🍞Pan・Rouge🍞 Ⅰ❀
菊池は菜緒と一緒におり、御見合いしたことを思い出し、彼女は思わず頬を赤く染めた。どうやら謝って来たようだ―――。いつもキスしてばかりであり、彼女を喜ばせようと思っていた―――。彼女は吃驚したように、目をパチパチと瞬かせた―――。彼女は頬を赤く染めた―――。彼女はとても好きになってくれた人を、捨てる事が出来ず、菜緒は菊地がどちらにしようか悩んでいた―――。菊地智也は一緒に居る事が楽しい―――。2人と一緒におり、嬉しくてしょうがない。だけど、二人から―――どちらかに決めなければならない―――。菊地智也は笑っていた。
その二人の笑顔を見ていたら、彼女はドキドキして、パン作りもとても楽しくなる―――。
『―――貴方・・・此処のパン屋さんに入って、どうして―――もっと楽しそうにしないの?そんなに大変な仕事だと思っていたら、何故に・・・このパン屋さんに入ったの?―――貴方・・・帰りなさい。どうして―――貴方・・・こんなに大好きなパン作りなのに―――。酷いわ―――。』
母親にかなり叱られて―――父親からも―――お前にパン作りは合っていない―――そう思わないか?―――なおは泣いており、「―――私・・・パン作りが大好きだよ・・・誰よりも―――。」と言った―――。
『―――御前・・・何故―――こんなに、ぐちゃぐちゃじゃない!!どうして?こんなに下手くそなんて―――解雇するわよ―――。どうして―――こんなに下手くそになっちゃったの?―――。どうして―――私は・・・パンは誰よりも好き―――なのに―――。どうしたら―――良いの?』
パンはずっと好きでもあり、彼女はパンを好きなはずなのに―――。だから―――私は好きだよ。彼女は今、パンペルジュを作っており、バターを作る事がとても楽しい―――。
―――あの時、彼女は別れなけれはならない―――そう思ってしまった―――。
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