❀🍞Pan・Rouge🍞 Ⅰ❀

今、彼女はハリウッドの文字が見えるようで、写真を撮る事にした―――。ハリウッドの女優は綺麗な人が多く、髪がブロンドの人が―――菜緒は好きで在り、彼女はふと思いついた―――。
今、流行っている事でもあり、彼女はふと思いついた。菜緒の考えている事等、丸見えである。
『―――金髪に・・・ブロンドに、染めてみたいのか？日本人らしい―――真っ黒にしなよ。今迄、ブロンドではなく、また染めなければならないし―――』
そう言われてしまい、菜緒は『―――えぇぇ？いいじゃない・・・私に・・・ブロンドが似合わないの？』と、膨れっ面をした―――。
智也はニコッと笑うと、『―――冗談だよ・・・髪・・・染めてきなよ・・・待っまきているから。』と言った―――。彼女は美容院に入ると、『―――ＭAY I HELP YOU?』と笑顔で出迎えた。
此処のお姉さんたちは、腕利きが良く、とても注文通りにカットして貰い、ブロンドに染めて貰った。ブロンドはとても綺麗な色で、きちんとカットしてもらい、ショートヘアになった―――。
彼女は長髪だったが、髪色が、真っ黒でつまらない―――。そう思っていた―――。セミロングの髪の毛にすると、巻き髪のブロンドになり、とても綺麗な姿になった―――と思わない？―――。
『―――御前・・・』
カットして貰った後、ブロンドに変身し、巻き髪の姿に、智也は吃驚してしまった―――。
ブロンドは日本では、栗色の金髪に近い茶髪で、綺麗に染めて貰えたし、化粧の仕方も教えてくれた。彼女は化粧は苦手で、アイライナーは引かず、ファンデーションだけだった―――。
―――ありがとう―――