❀🍞Pan・Rouge🍞 Ⅰ❀

彼女は泣きそうに叫ぶと、七川颯太に電話した―――。何で、捜査ばかりでデートにきてくれないの？―――どうして、私の事・・・好きになってくれないの？―――。そんなに、私が嫌なの？？―――私は・・・こんなに、好きなのに―――。御酒に酔っているのか、玉田由利は暴れていた。
彼女は泣き叫び、彼は慌てて弁解した。彼は七川颯太は、『―――今から、行く所だよ！！』と言った。彼女は眼を丸くすると、『―――え？』と吃驚してしまった。本当に着てくれるのか？そういった。彼を初詣に連れて行きたかった。いつも捜査ばかりで、血の色しかみていない―――。だから、一緒に行こうと誘ってみた、ようだ―――。彼は玉田由利の彼氏だ。裏切らないと言った。
更に、越しちゃった蕎麦を打ってもらう事になり、智也は皆で食べよう―――そう言いだした。
越しちゃった蕎麦は、四日に食べる事になり、その日だけ、休みにしようと思い立った。
川野麻衣の彼氏候補は、後、十分程で辿り着くようで、麻衣は『―――本当に・・・来てくれるの？貴方達・・・技とではないの？』
彼女ははっきり問い質した―――。
今、彼女は彼氏を待っており、由利はケーキを食べる事にした。ケーキは大きいサイズで、チョコレートのケーキであり、この間の、クリスマス会の時、2人で一緒に食べたが、皆で食べる事にした。菜緒はお菓子作りの名人で、チョコレートの上に、マカロンやハートマークのお菓子がある。
此処は店ではなく、家で作ったケーキだが、味は変わらない。チョコケーキを食べる事にした。
『―――あ・・・来た来た・・・』
突然、インターホンが鳴り響き、菜緒は直ぐにお出迎えした。すると―――お、君が由利の友達の、有名な羽田菜緒ちゃんか？―――俺・・・七川颯太といいます。宜しく―――と、笑った。