❀🍞Pan・Rouge🍞 Ⅰ❀
今、彼女はクリスマスの時期で、とても忙しく、ケーキやパンを作るのに、大変な時でもあった。ケーキは四十分も掛けないと、完成できないし、パンはもっと時間をかけないと、焼けない。お菓子も焼かないと行けず、フィナンシェもバターも美味しく作りたい。菜緒はパン作りが得意に戻り、一生懸命に作ろうとしていた。智也と紗枝と由利がいるから、今は、手が回る時もある―――
私達は―――このパティスリーを守り、人々を楽しませるようにしたい―――。
パティスリーはクリスマスのケーキを必要としており、菜緒は一生懸命に仲間達と作っていた。マドレーヌも作ってあり、クッキーも焼いてある。クッキーにチョコを使い、形を可愛く動物にした。ケーキはミックスであり、フルーツの乗っかったもので、美味しいケーキが出来上がった。ホイップクリームを使い、パンの生地にも使い、ケーキパンも出来る事になった―――。
ビュッシュ・ド・ノエルは、ハートと雛と、チョコのトリュフと、ハートの形の飾りがある。ハートはとても可愛く、彼女達は真剣に作っていた。ショコラはロシェが売れており、飾りにナッツが一杯くっついている。
『―――貴方・・・一緒に、私たちの仕事を手伝ってくれて・・・本当にありがとう―――。貴方達の御蔭で、私・・・パティシエになれたし、パティスリーも出来たし、本当に嬉しいわ―――。だから、貴方達に・・・お礼を言うわ・・・』
その言葉に、誰もが吃驚してしまい、菜緒は笑みを浮かべ、一生懸命にパティスリーを作った。パティスリーはカフェテラスでもあり、一緒にお菓子を作れて、子供も作りたい―――そう思った。
『―――貴方達・・・子供は、どうするの?』
その言葉に、二人は顔を真っ赤にすると、『―――え?』と吃驚した―――。
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