君だけが、ずっと好き。
◇
「あ、やっと来た瑛茉ちゃん。この間忘れ物しちゃったから取りに来たんだ。ついでに瑛茉ちゃんも乗せて帰ろうかなって思って」
なんてアホなことを言って現れた岳先輩。
…というか、校門の前に車を寄せて待ち伏せをされていた。
(一昨日の岳先輩のせいで伊吹とちょっと気まずいのに…この人は!)
そう、私はあの日から伊吹と少しだけ気まずかった。
と言っても、まだ辛うじて言葉は交わしていたけど。
どこかいつもより素っ気ないし、私も少し気まずくて。
「岳先輩、どういうつもりで…!」
「ごめん、嘘。瑛茉ちゃんのお母さんに頼まれて迎えに来たんだ。
瑛茉ちゃんのこと連れて帰ってきてほしいって。急ぎの用事があるんだってさ」
「あ、やっと来た瑛茉ちゃん。この間忘れ物しちゃったから取りに来たんだ。ついでに瑛茉ちゃんも乗せて帰ろうかなって思って」
なんてアホなことを言って現れた岳先輩。
…というか、校門の前に車を寄せて待ち伏せをされていた。
(一昨日の岳先輩のせいで伊吹とちょっと気まずいのに…この人は!)
そう、私はあの日から伊吹と少しだけ気まずかった。
と言っても、まだ辛うじて言葉は交わしていたけど。
どこかいつもより素っ気ないし、私も少し気まずくて。
「岳先輩、どういうつもりで…!」
「ごめん、嘘。瑛茉ちゃんのお母さんに頼まれて迎えに来たんだ。
瑛茉ちゃんのこと連れて帰ってきてほしいって。急ぎの用事があるんだってさ」