君だけが、ずっと好き。
「…まぁ、1日くらい瑛茉ちゃん借りてもいいよね?うん」


「え?」


「はい、離してね〜」




岳先輩はニコニコしながら伊吹の手を払いのけ、助手席のドアに鍵をかけた。




「おい瑛茉!」


「じゃあね、幼なじみクン。悪く思わないでね〜」




なにがなんだかわからないまま岳先輩は運転席に乗り込み、エンジンをかけて。




(あれれれれれれ!?私…誘拐されてる!?)




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