君だけが、ずっと好き。
(…だめだ、伊吹の香りクラクラする)




昨日のことを思い出すとまた唇が熱くなった。


っていうか、身体中だるいんだけどね…




「瑛茉?起きてるの?すごい音したけど…」



「おかぁさん…だるくて部屋まで戻れない…」



「えぇ?顔赤くない?…って、すごいおでこ熱い!熱あるんじゃない」




私の額に手を当ててお母さんは焦りだした。



声がだんだん遠くなる。




昨日お風呂上がりに雨に打たれたりしたからかや。




(伊吹にぶったこと謝らなきゃって思ってたのに…)




「…瑛茉、瑛茉?しっかり〜」





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