君だけが、ずっと好き。
「…部屋まで運びます、瑛茉のこと」


「あら、いいの?さすが王子様ね〜おばちゃん嬉しいわ、瑛茉と伊吹くんの2ショットが見れるだけで」




天羽家に入れてもらい、普段から見慣れたリビングに向かう。


テレビの向かい側にある大きなソファに瑛茉はいた。




昨日俺が貸したTシャツを着たまま。


雨で濡れたのに、そのまま寝たんだろう。




そのまま起こさないように瑛茉を抱き上げて部屋に運ぶ。




「…体、熱すぎ」




瑛茉に触れる手が火傷してしまいそうなほどくらい。


40℃近くあるし、当然か。


つくづく自分がやったことがダサすぎると後悔する。




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