君だけが、ずっと好き。


「──え、ツッコミどころ満載なんだけど?え?待って、え?」


「うぅ…」


「キス!?あの伊吹が!?瑛茉に!?」


「ちょっと由紀声でかい…!」




私は慌てて由紀の口を手で塞いだ。




「…で?その後は?」


「普通に…朝は起こしてくれるし、一緒に学校も行ってるよ。前よりは喋らないけど」




いつも通り、私の朝は伊吹の声で始まる。


いつもみたいに一緒にいる。




でもやっぱり気まづいのはお互い様で。



熱を出した次の日の朝ちゃんと謝ったら、俺の方がごめんって言ってくれて解決はしたけど。

やっぱり、気まづい。




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