君だけが、ずっと好き。


「──ま…瑛茉!おい起きろ干物女!」


「…んぇ…」




さっきまで美味しいケーキに囲まれてたのに、なんで伊吹の声が…



バサッ!!

「まぶしぃ…!」




カッと照りつける朝日に思わずうつぶせ体勢に変更。


毛布を剥がされたと気づくのに時間はかからなかった。




「うえぇ…あと5分…」


「バカなの?あと30分で迎えくるぞ」


「はぇ!?」




その衝撃的な発言で私は飛び起きた。


…ちなみに、この辺まではいつものことである。




「もっと早く起こしてよ!」


「起こした。30分前から声掛けてたけど起きなかったのはお前だからな?15分で準備終わらなかったら俺帰るから」




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