君だけが、ずっと好き。
「あ、伊吹…」
やっと瑛茉を見つけた時、誰かとはなしていたようだった。
小さい女の子を抱っこして歩いていく後ろ姿。
男…
いや、あれは…滝沢岳?
少し乱れた息を整えた。
(なんでまたアイツと一緒にいるんだよ…)
「伊吹?」
…ダメだ。
あの人のことにはもう触れないって決めたのに。
俺はどうやら瑛茉のまわりに男がチラつくと歯止めが効かなくなるらしい。
それで1回瑛茉のことを傷つけたばっかなのに、何してんだか。
「…どこ行ってたんだよ」
「…お手洗い。桐谷くんには言ったよ?」
聞いてねえよ。
っていうか、なんで俺じゃなくて桐谷に言うんだよ。
やっと瑛茉を見つけた時、誰かとはなしていたようだった。
小さい女の子を抱っこして歩いていく後ろ姿。
男…
いや、あれは…滝沢岳?
少し乱れた息を整えた。
(なんでまたアイツと一緒にいるんだよ…)
「伊吹?」
…ダメだ。
あの人のことにはもう触れないって決めたのに。
俺はどうやら瑛茉のまわりに男がチラつくと歯止めが効かなくなるらしい。
それで1回瑛茉のことを傷つけたばっかなのに、何してんだか。
「…どこ行ってたんだよ」
「…お手洗い。桐谷くんには言ったよ?」
聞いてねえよ。
っていうか、なんで俺じゃなくて桐谷に言うんだよ。