君だけが、ずっと好き。
「お前が一緒に来たのは俺だろ?」


「女の子に夢中だったくせにー!」


「はぁ?」




何を言ってるんだこいつは。




俺はこんなにも瑛茉だけ見てるって言うのに。


なんて、瑛茉の鈍感っぷりには今更驚くこともないけど。




…こいつは何をしたら俺を意識するんだろうか。


キスすらなかったことにされて、これ以上どうしたらいいんだろうか。



もう一度キス…なんて、瑛茉の傷つく顔は見たくないからできないけど。




「一緒に来てくれてありがとう。来年もまた来ようね?」





ほんとに、こいつにはいつになっても適う気がしない。




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